日本とアメリカのAwarenessの違いについて,不満の声をよくSNS投稿で見るようになった。けれど,私は自己中のせいか,日本にいる人が花見等しててもあまり気にならなかった。
一方,アメリカにいる日本人で,「外を歩いてみたよ」的な投稿をしてる人の方が気になった。(最近の日本にいる日本人に対して発信しているのは別だけど)
それには日本とアメリカで決定的に違う二つの理由が起因しているんではないかなと思った。
一つは,
日本では法律が一つなので,国のdecisionを見てそれに従うだけで良い。でもアメリカだと,国Federalと州Stateと市Cityの最低3つのdecisionを確認しないといけない。(私の場合,USとMA州とSomerville市ってこと)
それって,私もだいぶ夫に助けてもらってるし,B-LEAPにアメリカ歴長い友達が多く毎日連絡とっているから,日に日に変わる対策にフォロー出来るけど,アメリカに来たばかりで,それも単身とか,日本人家族と一緒に来ている人って,すごくフォローしきるのが大変だと思った。
だから私はもし新しいdecisionが出たら,皆で「出たね」と言い合いたいし,私も身近な友人とシェアしようと思う。
一つ今アドバイス出来る事は,アメリカは政府等のIT化は日本より圧倒的に進んでいて,登録すると速報をテキストメッセージでくれるシステムがあるので,それに登録をお勧めしたい。
例)
MA州:https://www.mass.gov/resource/information-on-the-outbreak-of-coronavirus-disease-2019-covid-19
Somerville市:https://www.somervillema.gov/page/alerts
二つ目は,
解雇の存在。アメリカは解雇文化が普通にあるので,私の周りにもロックダウンの決定がされる前からも,失業者や解雇と言わないといけない側の人が居て,事の大きさを感じる現象だった。少なくとも純ジャパの私にとっては。
夫は研究者で,デスクワークでなく実験が多い仕事なので,どうしてもラボに出勤しないと出来ないことが多く,給料が減ったり,最悪解雇されないか,不安になっている。
これも,フリーランスを除いて,日本にいる日本人,日本企業に努めていてアメリカに赴任で来ている日本人にはあまり感じられない事のように思った。
アメリカでは,unemployment benefits(日本で言う失業保険)の申請者が3.3 millionにも上り,アメリカ歴史上最大の不景気1982年秋を上回る失業者数となっている。
(人口が327.3 millionだから単純計算で人口の1 %が失業していることになる。学生までの世代を抜いたらすごい高い数字だ)
https://www.nytimes.com/interactive/2020/03/26/upshot/coronavirus-millions-unemployment-claims.html
https://www.theguardian.com/business/2020/mar/26/us-unemployment-rate-coronavirus-business
参考:支援策
ついでに参考までに他の数字も記載すると,
・NY で死体保管テントやトラック(NYでは毎日100人近くの死者が出ているらしい。マンハッタンに死体置き場があるなんてとても信じがたい)
https://www.businessinsider.com/makeshift-morgue-built-in-nyc-to-deal-with-coronavirus-deaths-2020-3
・スペイン(現在の死亡者約3000人)ではアイススケートリンクを死体置き場に (記事によると一部の火葬場はCOVID-19の死体を扱えない。)
https://www.cnn.com/2020/03/24/europe/spain-ice-rink-morgue-coronavirus-intl/index.html
(言い換えれば家族でも死体を持ち帰れない。お葬式出来たとしても棺桶を閉めたまま。コロナの感染防止だけではなく、あまりのご遺体の量がこのような事態を引き起こしている。一緒に埋葬するため、骨をもらえない時もあるとも聞く。)
個人的影響も記載すると,
・3/24:Web supermarket で注文したら,届く日が2週間後の4/3になった。食料を選んでも,運んでくれる人が居なくてデリバリーが成り立ってい無い。Amazon Freshなんてもちろん機能していない。
・3/25:夫ライアンが病院(MIT Medical)にアレルギー注射でさえ、キャンセルされる。アレルギーのお持ちの方はわかると思うが,アレルギー治療は,一回止まると振り出しに戻らなくてはならない。
・3/25:夫のお気に入りレストランのポックポック(HQ: Oregon州Portland)シェフがCOVID-19で死亡し,全店クローズを決定。 オーナーが悲しいポストをインスタグラムに残した。デリバリーだけでも営業を続けた場合,シェフ達,デリバリーの人達,クライアントは接触し,感染キャリアになりうると言うことだ。
私たちは,デリバリーフードが怖過ぎて,うちらは絶対頼まないと決めていた。今までもこれからも,それを聞いてさらに確信した。
・3/27:私達の大好きな風呂屋Inman oasis がパーマネントクローズ。20人を解雇しても家賃が続かない,先が読めないいつ終わるか分からないので閉めると決断したのだ。
最初の話に戻すと,こういった事が,日本にいる日本人や,アメリカに日本企業の赴任で来ており日本人家族とだけ住んでいる人には,身近に感じられないから,Awarenessの違いが起こってるんじゃ無いかと思った。
Awarenessや,情報を得た上でも対策方法は人それぞれで良いと思うが,teenagerも死亡が確認された事から,私は手がボロボロに乾燥してもアルコール消毒を絶やさず,どこにウィルスがいるか全くわからないから自宅で過ごそうと思う。
ゴミを捨てに外で出たら,1階の家の猫が顔を出して来た。 なんだか「家に人が毎日居るんだけどぉ〜?」って話しかけられているように見えて可笑しかった。
