合理的

アメリカにいると,日本が全く相手にされていない国だと感じる。アメリカが脅威を感じているのは,言わずもがな今は中国だ。Firrmaなど国同士の間のことは壮大なことなのだが,身近でも感じる。スタートアップ関連イベントで話が出るのはいつも中国だ。日本は誰も,敵としても市場としても見ていないように感じてしまう時がある。もちろん産業によるが。

先日,MA州の議員と話す機会があった。今,気になってやりとりしているのは,ウガンダだそうだ。なぜポテンシャルを感じているかと言うと,

”3Mの人口のうち50%が20代で若いから”

だそうだ。日本人は「ウガンダぁぁぁ~~~?」となりそうではないか。こんな合理的な判断が出来るだろうか?

日本企業の「ええ,分かっております,けどこれがうちのやり方でしてね」

なんてアメリカでは通用しないのだ。そもそも英訳出来ないし。英語に出来ないということは,合理的なアメリカ人を説得できないということだ。

一方,politicsが強い日本文化に比べ,アメリカ文化は簡単とも言える。

だって良ければ採用されるのだ。

すごく簡単な例で言えば,結婚して私のアパートから大量の皿をRyan家に運び込んだ。家が狭いので,使わないものは地下に収納するか捨てる必要がある。彼は,私が学生時代におばあちゃん家からもらってきたたち吉のお皿が一番使い易いと,平気でこれまで使っていた皿を捨てていた。歴史があっても使えないものにこんなに執着がないとは!と驚いたのである。

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